MLプントリック労働事務次官兼国家賃金委員会委員長によれば、同委員会は景気情況の悪化を考慮し、来年6月までは最低賃金の引き上げは実施しないことを決定した。

今年4-5月に実施した調査によれば、1日の必需品支出は269バーツであり、遊興費を含んでも286バーツに過ぎず、300バーツの最低賃金は、ほとんどの労働者にとって十分な水準であると判断したという。ほとんどの県での賃金小委員会は、賃上げの提案を行わなかったという。賃上げの提案があったのは、アユタヤ、チャチュンサオ、プーケット、サムットプラカン、サラブリのみであった。

MLプントリック労働事務次官は、最低賃金は全国一律である必要は無く、各地域の社会経済状況を考慮すべきであるとの意見を述べた。

国家賃金委員会の労働者側代表も経済悪化を理解し、最低賃金引き上げの延期に同意している。
http://www.dailynews.co.th/politics/361303
http://www.bangkokpost.com/business/news/766916/panel-votes-to-freeze-minimum-wage-through-june