ナッタトン警察中将、入国管理局長官は、10月19日から25日までの1週間の入管の違法外国人排除キャンペーンの成果を発表した。

この間、入管はタイ国内にいる違法外国人9265人を逮捕した。そのうち9038人はオーバーステイの入管法違反で、18人が刑法違反であった。その他の法令違反が209人であった。

4件の重要事件で6人の容疑者も逮捕した。ロシア人女性と男性は、詐欺によってロシア警察とICPOから逮捕状が出ていた人物。カメルーン人の男性と女性は、語学教師を偽って、在留延長を申請し、コンケン県で逮捕状が出ていた人物。韓国人は、違法オンラインカジノ運営容疑で逮捕状が出ていた。ミャンマー人でラノーン県での偽造入管書類作成容疑がかかっている人物。

ナッタトン入国管理局長官は、オーバーステイは、罰則が弱いため最も多い違反であり、違反者は出国前に1日あたり500バーツの罰金、最大で2万バーツの罰金を徴収されるに過ぎない。入管に特別に禁止されない限り、違反者はタイに戻ってくることが許されてしまう。

現在、プラユット首相が承認を予定している新しい入管規則では、90日を越えるオーバーステイを行った者は、1年間タイに入国させないようにし、1年以上のオーバーステイの場合は、3年間の入国禁止、3年以上のオーバーステイは、5年間入国禁止、5年を越えるオーバーステイは、10年間入国禁止処分にする。

ICPOは、タイ警察が国際指名手配のデータベースにアクセスできるようにすることを認め、近いうちにMOUの署名が行われる予定である。

デーチャナロン警察大将は、現在タイ国内にいる違法滞在外国人は、約80万人おり、2016年第一四半期には、チャカティップ警察長官の方針によって、20%減少するとの見通しを述べた。

今回の違法外国人排除キャンペーンは、国家警察庁の2016年度の方針に基づいたもので、入管業務の効率化をし、治安維持、テロ抑止、国境を越える犯罪を防止するためのもの。


http://news.voicetv.co.th/thailand/276387.html
http://www.bangkokpost.com/news/general/742328/tough-new-overstay-rules-go-before-pm