現在、チュラロンコン大学の卒業式が大きな話題となっています。タイの国立大学卒業式といえば、王族も出席される非常に大きなイベントです。チュラ大では、7月3日に卒業式を実施する予定ですが、その式典の際の卒業生代表の宣誓の言葉を述べる役に選出されたのが、チタパット・クリダコーン(ピロムパクディー)でした。チタパットは、PDRCの幹部でアイドルのように扱われたシンハービール(ブンロート社)のご令嬢です。クーデターで事実上PDRCが「勝利」したとはいえ、未だPDRC幹部たちは、国家反逆罪などの重罪容疑がいくつもかかっている立場です。
この選出に、政治学部の2名の教員が不服を表明するために、卒業式に出席しないことを発表し、話題となっています。チュラの学長は、大学院委員会がそのルールに基づいて選出した妥当なものであったと説明していますが、でも不満が出ることも理解できるので、代表の扱いをどうするのか大学院委員会の検討するように指示をしたそうです。

http://www.posttoday.com/social/edu/303225 

 
チュラ大の卒業式実行の小委員会は、チタパットは、卒業生代表の選考基準を満たしているとのこと。基準は、人格、容姿、声、しゃべり方であり、政治運動にかかわっていたどうかは関係ないとのこと。チタパットの実家のシンハービールは、国家に恩恵をもたらしており、反対者も僅かな声に過ぎないので、そのまま卒業生代表で良いとのこと。ん??なんか滅茶苦茶な選考基準ではないかい????

http://www.matichon.co.th/news_detail.php?newsid=1403873189