チャンネル9のウィラポン元副首相・元財務大臣へのインタビューが興味深い。

ウィラポンはプレム政権期から数々の政権の経済ブレーンとして活躍し、王党派ともタクシンとも近い関係の人物です。この彼が言ったことで面白い点を整理。

1.これまでのクーデターは全て軍が裏側で(汚職追放など)反政府世論を作り出し、バンコク都民を煽ってきた。その際にいつも民主党は軍と一緒であった。ゲームはいつもクーデターで終了する。
2.今回は順番を間違えた。クーデターによって大物軍人(恐らくプラウィット元国防大臣を指しています)を首相にすることを合意していたが、クーデターの決行に必要な陸軍司令官が動いてくれない。これではゲームは終わらせられない。せっかく沢山のデモ参加者を集めたのにデモ隊もお手上げになった。
3.今回の選挙で(投票妨害などがあって混乱があったため)軍の管轄地域が先に開票にになった。その結果、全ての選挙区で軍人ははっきりとタイ貢献党を選んでいることが明らかだった。赤シャツや諸外国だけでなく、自分の配下の軍人たちまでもクーデター反対の立場であったことは軍司令官を躊躇させる。
 
http://www.matichon.co.th/news_detail.php?newsid=1391504942&grpid=01&catid&subcatid