トンナムのタイ政治経済研究室

タイ政治の解説、分析などを中心としたタイ研究の専門家によるブログです。

憲法

憲法改正は違憲

憲法裁が民主党とPADによる憲法第68条・237条改正法案が違憲であるとの申し立てを受理しました。なんだかヤバイ展開になってきました。仮にこれが違憲の判決が下さされれば、法案に署名した下院・上院議員の失職など大きな事態になるかもしれません。post today

恩赦提案の違い

3つの恩赦提案の解説はこの記事が分かりやすいです。matichon
第1のニティラートの提案は、憲法改正による恩赦で、対象者はクーデター~アピシット政権の国会解散までの期間の政治集会参加者及び政治犯で、リーダーや政府担当者は含まない。
第2のウクリット氏の法治推進独立委員会(コーオーノート)の提案は、恩赦法案で、対象期間、対象者は基本的に1、と同じ。
第3のUDDの提案は、緊急勅令による恩赦の実施で、対象期間は2007年1月1日から2011年12月31日までのリーダーを除く集会参加者が対象。
現在、3つの提案は全て法律諮問機関「法制委員会」で適法性を検討しています。現実的なのは2、の案でしょうか。続きを読む

インラック首相がポンテープ氏を重用する理由

インラック首相がポンテープ副首相兼教育相(元裁判官)を重用する理由。1.憲法改正、2.プレアビヒア寺院問題、3.首相の訴訟の身代わり。私、個人的にはポンテープ大臣はスマートで接しやすくて大好きな政治家なので益益の活躍を期待しています。post today

タイ貢献党が国民投票を回避したい理由

与党プアタイ党が憲法改正にあたって国民投票の実施を避けたい理由は、有権者の過半数の2300万票に届かない見通しがあるからだそうです。昨年の総選挙の時のプアタイ党の比例代表の獲得票数は、1500万票、非民主党系の全てを合計しても2000万票にしか届かないのです。

昨年の総選挙の結果をみると、プアタイ党は、国民の圧倒的多数から支持されていると思ってしまいがちですが、議席数が多いのは、小選挙区制度の恩恵の要素が大きかったわけですね。post today

憲法裁判所の審理

明日の憲法裁判所の審理のポイント解説は、この記事が分かりやすいですね。post today続きを読む
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