13日午前10時、チャムナン警察中佐ピライプラヤー警察署長、ブンスーブ森林資源局クラビ支部所長が治安当局約1500人を引き連れて、クラビー県プライプラヤー郡で行われていた生活のためのタイ人農地協会(สมาคมคนไทยไร้ที่ดิน)の集会の制圧に向かった。

タイ人農地協会は、委託契約が終わったユニワニット社アブラヤシ農園の土地を占拠し、政府に委託の終わった土地を貧民に分け与えるように要求。農地は8000ライで、委託契約は2023年に終了する予定。

治安当局は、集会を行っているタイ人農地協会と話しあったが、協会側は、入り口の門を開放して治安当局を中に入れることを拒否した。一部の農民は説得に応じて土地から出てきたが、当局は、出てこない場合には、強制排除を実施すると警告したところ、協会側の農民達はいっせいにアブラヤシ農園の中心部に逃げ出し、100人ほどの農民達の身柄を拘束し、警察に連行した。

その後、スムラトリー生活のためのタイ人農地協会会長がクラビー県ムアン郡内の農地から500人ほどを率いてクラビ空港周辺で空港に向う道路を封鎖し、警察のプライプラヤー郡での強制排除措置に反発を示した。

その間、400人ほどの地元住民、観光業者などが自然に集まり、空港に向う道路封鎖がクラビの観光イメージを損ねることになると農地協会側のデモに反発し始め、農地協会側と地元住民側の間で衝突が発生した

警察の仲裁により両グループは集会を開催することに応じ、クラビー空港への道路は正常に戻った。 

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