トンナムのタイ政治経済研究室

タイ政治の解説、分析などを中心としたタイ研究の専門家によるブログです。

2015年07月

陸運局、地方のタクシー価格の改定を準備中

ジルット運輸省陸運局局次長は、地方登録タクシーの料金規則に関する省令を改定したことを明らかにした。

初乗2キロまでの運賃上限 50→100バーツ
初乗り区間後の運賃1キロ当り上限 12→20バーツ
渋滞時1分当りの値段上限  3→5バーツ 
緊急時もしくは深夜運賃の上限 100バーツ
空港などからの利用における特別チャージ 100→150バーツ

改定はしたものの、まだこの値段が適用されるわけではなく、運輸大臣が各県における情況を検討し、この基準を超えないように設定するとのこと。

今回の改定はバンコク都内登録のタクシーには適用されない。

http://www.prachatai.com/journal/2015/07/60609 


地方都市のタクシーにも、こんなルールがあったんですね。そもそも、値段は交渉制で、今まで一度もメーターを使ってくれたことなんかないような気が・・・。 続きを読む

中国製機関車が爆発し、修理も出来ず、運輸省は緘口令

運輸省関係者がマティチョン紙記者に語ったところ、数日前に中国から調達したディーゼル式電気機関車CSR-U20、車体番号5113番の機関部分が爆発し、故障した。

中国から同タイプの機関車を2ヶ月前に20台調達していた。

タイ国内に同タイプの修理工場がないために、現在まで故障の修理ができない状態になっているというが、まだ補償期間内であるそうだ。

同機関車の故障のニュースは、運輸省で緘口令が敷かれているという。中国製鉄道への信頼を損ね、現在進行中の中国鉄道協力に影響がでることを恐れているためである。 ただし、運輸省内では、中国から鉄道を調達することについて批判が続出しているという。

 CSR-U20は中国から1台9400万バーツで調達した。製造メーカーは、CSR Qishuyan Co.,Ltd社。ラートクラバン~レムチャバン港間で運行されている。

http://www.matichon.co.th/news_detail.php?newsid=1438317012

 
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「母のための自転車」で36のバスルート変更に

バンコク大量輸送公団(BMTA)によれば、シリキット王妃誕生日祝賀行事「母のための自転車」実施のため、大規模な交通規制が敷かれることから、予行演習を実施する2日と本番の16日に36路線のバスルートを変更することを発表した。

バンコク在住の日本人であんまりバス路線を使う人は多くはないと思いますが、念のため交通規制の影響で変更となるバスナンバーも記しておきます。

以下の通り(変更箇所の詳細までは省略します)


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プレム枢密院議長も大王像を視察

スラチェート教育副大臣・陸軍大将、スタット陸軍中将(ラチャパック公園建設事務所長)、サンヤー陸軍少将・陸軍下士官学校長などが、プラチュアップキリカーン県ホアヒン郡のラチャパック公園で建設中の7人の歴代大王像を訪問し、ナレスワン大王像設置の儀式に参加した。

またプレム枢密院議長がウドムデート陸軍司令官・国防副大臣などを引き連れて視察に訪れ、設置状況の説明などを聞いた。陸軍は、プレム枢密院議長は、私的な訪問であり、メディアに取材を控えるように命じた。

明日にはナラーイ大王とタークシン大王像が同公園に設置される予定となっている。

http://www.matichon.co.th/news_detail.php?newsid=1438330016

プレム枢密院議長は軍服を着用していないですし、政治的な意味は特になさそうです。


同事業は、プミポン国王のお許しを受けて、内務省、陸軍が進めているもので、歴代の大王像は芸術局がデザイン、作成を進めてきた。13メートルの立像。

ちなみに設置される7人の大王像というのは、以下の通りです。
1.ラームカムヘン大王、2.ナレスワン大王、3.ナラーイ大王、4.タークシン大王、5.プッタヨートファーチュラーローク大王(ラーマ1世)、6.チョームクラオ王(ラーマ4世)、7.チュラチョームクラオ王(ラーマ5世) 

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代理出産規正法の施行

昨日(30日)より代理出産規正法が施行されました。法律の正式名称は、「2015年生殖医療技術によって出産した子の保護法」(พ.ร.บ. คุ้มครองเด็กที่เกิดโดยอาศัยเทคโนโลยีช่วยการเจริญพันธุ์ทางการแพทย์ พ.ศ. 2558)です。今年の5月1日に官報で公布されております。

この法律のポイントは、
1.代理出産は、原則として親族に依頼
2.親族で代理出産を引き受けてもらえない場合は、保健大臣などで構成される「生殖医療医療技術によって出産した子の保護に関する委員会」の検討され、許可を受けないといけない
3.代理出産の前にセミナーに参加し、心理的な診断を受けないといけない
4.代理出産を利用できるのは、タイ人夫婦に限られる
5.外国人とのタイ人の夫婦の場合も利用できるが、その際には、その二人が雇用関係にあるのではなく、3年以上一緒に本当に生活をしている夫婦であることを示す証拠が必要。
6.代理出産のエージェント、仲介業の禁止
7. 代理出産用の精子、卵子の取引、輸出入の禁止
8.代理出産を扱えるのは、許可を受けている国内60の病院に限定される

まだ同性婚での代理出産はダメだそうです。
罰則としては、医者が法律違反をした場合には1年以下の禁固または2万バーツ以下の罰金もしくはその両方。代理母の雇用ビジネスの場合には、10年以下の禁固、20万バーツ以下の罰金、もしくはその両方。仲介業者は、5年以下の禁固、10万バーツ以下の罰金もしくはその両方。精子・卵子の売買は、3年以下の禁固、6万バーツ以下の罰金、もしくはその両方。


http://www.posttoday.com/analysis/report/379175
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