トンナムのタイ政治経済研究室

タイ政治の解説、分析などを中心としたタイ研究の専門家によるブログです。

2015年01月

反米感情高まる

米国ラッセル次官補がかなり軍事政権に厳しめの態度であったことに関して、タイ外務省がアメリカ大使館次席公使を呼びつけただけでなく、市民レベルでも反発が起っています。王党派関係のfacebookページでは、かなりアメリカを批難しまくっています。
本日はアメリカ大使館前で内政干渉への反対を表明する市民デモが発生。

ただ報道をみる限りは、ほんの数人程度の規模だったようです。

http://www.prachatai.com/journal/2015/01/57625 

アマタ、ミャンマーに進出準備

大手工業団地運営のアマタ社のウィクロム会長、ベトナムに続いて今度は、ミャンマーでの新規工業団地建設計画を準備中であることを明らかに。

http://www.thairath.co.th/content/477285 

日タイ鉄道協力

プリディヤトーン経済担当副首相と和泉洋人内閣総理大臣補佐官との会談尾結果、両国は、以下のように高速鉄道整備計画での協力に合意。
日本が建設に協力する路線は、プナムローン郡~カンチャナブリー~バンコク~チャチュンサオ~サケオ~カンボジア国境まで。ミャンマー・タイ・カンボジアにつなげることを見越して高速鉄道網を整備する。1435mmの標準軌の規格です。
2月8-9にプラユット首相が訪日の予定で、その際に同計画について(どの段階での調印なのかは不明)調印する見通しのようです。その後計画の詳細を相談するという流れ。http://www.prachachat.net/news_detail.php?newsid=1422354956

軍の不正調達疑惑

軍はショッピング三昧。消防車やボートなど色々買ってます。しかもそれが適正な競争入札などが行われたのか不明。
誰も戒厳令下で軍の不正は調査できませんが、そんななかでも最近のイサラニュースの調査能力はすごいな・・・。

http://isranews.org/investigative/invest-slide/item/36096-inves_36096.html#.VMcCynJP-L0.twitter 

スパンブリー県のボス、バンハーン元首相

スパンブリーの警察内で新任の幹部警察達全員にバンハーン元首相への表敬挨拶を義務付ける回覧書類が出回っていたことが、ネット上に流出。
新任警官が地元ボスのバンハーン氏に挨拶にうかがうという習慣は2007年から毎年欠かさず続いていたそうです。
当然ながら、この件が明るみに出て、警察と政治家の癒着になることで、不適切であるとの批判が噴出。警察は、バンハーンへの表敬挨拶の予定を取りやめたそうです。

http://isranews.org/%E0%B9%80%E0%B8%A3%E0%B8%B7%E0%B9%88%E0%B8%AD%E0%B8%87%E0%B9%80%E0%B8%94%E0%B9%88%E0%B8%99-%E0%B8%AA%E0%B8%B3%E0%B8%99%E0%B8%B1%E0%B8%81%E0%B8%82%E0%B9%88%E0%B8%B2%E0%B8%A7%E0%B8%AD%E0%B8%B4%E0%B8%A8%E0%B8%A3%E0%B8%B2/item/36099-%E0%B8%B7news02_36099.html#.VMcC1--jyvk.twitter 
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